苦しさ
私は母が嫌いだ。
子供の頃からだ。
理由は沢山ある。
別居している祖母を呼びつけて家事を任せ、自分は趣味に没頭して連日家をあけていたこと。
義母である祖母の過干渉に父が参ってしまいそうで、留守の際の家事は私がやると言ったら更に趣味への没頭が加速。
友達と遊ぶ事も我慢して家事をする私を察した友人母に対して「この子は私の趣味を応援してくれてるの」と 言ったこと。
その間父以外の男性と浮気していた可能性が濃厚。事実関係は確認できていないため、誰にも口外していないが。
やりたくない習い事をずっと続けさせられた。母がやるためのスケープゴートだった。
肩にある大きなアザがコンプレックスで、露出するのが嫌だったのに無理矢理露出する服装をさせられた。
そのアザも「二十歳になったら手術で取ろうね」と言っていたのに、ある日いきなり「事故か何かで顔がつぶれてもそれさえあれば分かる」とか言われた。
大人になった今も消化しきれずに残っている事は他にも沢山ある。
妹との待遇の違いを感じて、なぜこんなにも違うのかと、子供の頃は妹の事も相当憎かった。
教育の一環だったと理解できることもある。母親としてやるべき事はやっていたのだとも思う。感謝している部分もある。でも飼い殺しではないかと思うことも多い。
遠方に進学が決まったとき、次々と新居を決めて引っ越していく友人たちのなか、一緒に決めにいくと言い張っていた母は4月が近くなっても思い腰を上げず、直談判ものれんに腕押しだと悟った私は、密かに相談役になってくれていた友人の両親に気持ちを打ち明けて、初めて家庭の事で弱音を吐いて大号泣した。
今思えば、地元に戻ることを考えず、無理をしてもどこか遠方に就職するべきだったのかもしれない。
ただ、専門の卒業を控えた私の心もまた別のものでボロボロで、結局その時手を差し伸べてくれた母の元に戻らざるをえなかった。
こうして書きながら号泣している私は、実は母が大好きなんじゃないかとも思う。認めたくないが。
なんたかまとまらなくなってきたので寝る。
とりあえず今は、なにも考えなくてよくなるくらい打ち込める仕事に就くこと。折を見て家を出ることばかり考えている。
緊張安心期待不安
先月末、ハローワークを通じて2件の紹介状をもらい、先日片方の面接を済ませてきた。
履歴書を送ってからなんだかずっと緊張状態で、深夜帯のバイトをしていたせいもあってなかなか眠れなくて大変だったが、一方の面接が終わって少しほっとした。
しかし、もう一方からは履歴書受領の電話で面接日は後日指定すると言われたきりなんの連絡もない。
小さな会社で、人手が足りず大変なのかもしれないが、もう二週間近く待っている。
雇入日の指定がないのならそういうものかと思うのだけど、その会社は6月1日を雇入日に指定している。どういう予定でいるのだろうか。
以前に面接をお願いした企業で、履歴書を送ってから一月程経って、電話で「会社都合で採用枠が無くなった」と言われた事がある。前職の退職日の2週間前の事で、ひどく落ち込んだ。
以前の企業も今回のその企業も地元の企業。他にも何度か地元の企業の面接や地方公務員の試験を受けたし、地元役所で非正規だったこともあったが、いつも、どこも信頼に欠ける対応だった。
とても田舎だから採用予定者名簿への登録=採用と言いながら、残念だったねと言われたり、パートタイマーでそれだけの生活は無理だと言われつつダブルワークを禁止されたり、さまざまな約束を反故にされたり…
先立つものがないからと地元での就職に拘ってきたが、こんなにも信頼性に欠ける企業の多い場所で、まともに働いて暮らせるのかと絶望にも似た感情を自分の中で打ち消せなくなってきた。
先日面接を受けた企業はわりと大きな市に本部を持つ隣の自治体の企業。直ぐには無理だけど合格したら移住も考えている。
とても明るい感じのいい代表で、面接の手応えも悪くはなかったので、ここで働けたら良いなと思っている。
絶望で再起不能になりたくないので、過度な期待はせず、落ちても仕方がないと自分に言い聞かせてはいるけれど。
PSVITAのアナログスティック修理
ストップウォッチ、パソコン、ケータイ、アマチュア無線機、PSP、シュレッダー、ラミネーター……
壊れても買えないから直せたら直して使う精神。
修理に出すと金がかかるからかけずに直そう精神。
原因究明のため、先ずは分解してみよう。
そうして分解してきたものが以上。
直ったもの半分、再起不能だったもの半分の割りあいですが、最近新たにPSVITAが修理できた品に加わりました。
ことのはじめは暇潰しで遊んでいたソフトの視点が勝手にくるくると回りだしたこと。
どうやらアナログスティックが勝手に入力されているらしく、症状が発生して数時間でゲーム続行不可能になってしまった。
ネットで調べ、PSサポート的なページで診断をしたところ、修理に出してくれとのことだったが、既に保守期間は過ぎているし、ネット上には修理に出したけど直らなかったなんて話ばかり。
そこでどうしてそうなるのかは深く突っ込まないで頂きたいが、修理に出してもお金がかかるし直らないかもしれないなら……と私はVITAを分解することにした。
分解の手順は説明書に載っている廃棄の際のバッテリーの外し方と、外装の塗装のため分解をした方のサイトを参考にさせてもらった。
写真も撮っていないし、詳しい手順は割愛するが、左右のボタンの後ろの位置にある基盤を外したところで首を傾げる光景があった。
丁度、アナログスティックが固定されている場所なのだが、参考サイトの写真と見比べても明らかに違うのである。
サイトの写真に添えられた文章にほ、アナログスティックは二本のネジで固定されているとある。発売直後に嬉々として分解していた他のサイトでもそうだった。
が、私のVITAのアナログスティックは左右のアナログスティックに固定用のネジが一本ずつしかついていなかった。
まさか……と思って、同じサイズのネジを身繕い、本来あるだろう部分に追加。
元々ネジが入っていなかったからか、少々きつかったがきちんと穴が開いていてガッチリとはまった。
後は元通りに組み立て、再起動……
それ以来、アナログスティックの誤作動はなく、とても快適にプレイできている。
アナログスティックの誤作動に悩まされている方、修理に出したが再び発症した方、もしかしたら固定用のネジが1つ入っていないかもしれない。
分解後は保守もなくなるし、修理をしてももらえなくなるが、スキルのある人は中を覗いて見るのもひとつである。
正し自己責任でどうぞ。